外資あるあるブログ

GAFAMの外資系IT企業で働く Non Tech マネージャー主水のブログです。

主水、英語の会議やプレゼンで苦戦する

やっぱり外資への転職を考えるにあたり、皆様が一番不安なのは英語ではないでしょうか?自分は両親の都合で一年ロンドンで過ごした経験はありますが、ネイティブとは程遠い英語力です。TOEICは850点、英検準1級を持っていますが、1級は落ちました。英語を仕事でずっと使ってきましたが、いつになっても会議やプレゼンは苦手、緊張で手汗です。加えて多様なアクセントの仲間がいるので大変です。シンガポールとインド人の英語は特に独特で全然分からない時もあります。SG英語のアクセントはシングリッシュと言って本当に「何語?」って思うほど。

外資といえども全てのポジションで英語が必須なわけではありません。でも当たり前ですがグローバルカンパニーで英語ができないと将来のキャリアパスが限定されます。と言う事で苦手でも仕事をしていく上で英語は避けて通れませんので、自分は色々なチートを活用しています。例えば;

    • オンライン翻訳→これは必須。会議中にシェアされた長ーいwordドキュメントを10分で読め、とか外資あるあるなんですが、自動翻訳で大意を把握してから読むのと読まないとでは全然理解度が違います。とっさに単語やフレーズが出ない時にも重宝します。
    • リアルタイム字幕→最近のバーチャル会議ツールにはほとんど実装されていると思いますが、リアルタイムの英語字幕機能は本当に助かります。
    • カンペ→パワポのプレゼンはメモを読めば済みますが、ディスカッションではリアルタイムのやり取りが必要です。なので自分は想定されるポイントを事前にテキストにまとめておきます。そうするとpush back が来た時に慌てずに済みます。またiPad miniにカンペをいれてプロンプター的に使うのも便利です。
    • 目線が相手に向くWebカメラを使う→これ大変重要です。リモートで外部モニター、外部webカムを使うとどうしても目線が不自然になりがちですが、このようなカメラを使うと画面を邪魔する事なく目線がバッチリです。英語が多少下手でも自信を持ってカメラ目線で話すことで説得力が増します。吸盤でカメラをスクリーンに固定するタイプは信頼性が低いのとヘタりが心配なので、物理的なものの方が安心です。こちらオススメです。👉

以上地味な対症療法でした。

メンバーはほとんど外国人

自分のチームメンバーは全員外国人で、日本で関わりのあるチームも7割が外国人。そもそも日本人が少数派なのです。となると、メールやドキュメントなども当然ほとんど英語。口頭のコミュニケーションもほとんど英語。日本人とのやり取りでもccとか転送とか後々を考えると英語で行った方が二度手間がないです。「どうせ英語に訳すんだから英語でよくね?」は多分代表的な外資あるある。全社アナウンスとかはEnglish follows Japanese と最初に書いてあって、日本語の後に英語が続くパターンが多いですね。

バイリンガル以上は貴重な人材

確かに色々大変ですけど、英語がある程度使えて他の言語ができる人材は非常に貴重です。つまりローカルの仕事のしきたりやカルチャーを伝えるHUB的な役割を担えるからです。自動翻訳やAIが進化したと言ってもローカルリージョンでの様々なニュアンスはまだまだ人間じゃないと理解は無視。「んなこと言ってもあなた日本語わからないし、日本知らないでしょ?自分の英語は下手だけど、日本語このレベルで理解できないよね?」と直接言わなくても、そう言うマインドセットで仕事を進めると、そのうち相手はこちらの意見を尊重するようになります。

自分からのアドバイスとしては、思ったより何とかなるので、自分の英語力を過小評価せず、習うより慣れろ精神であまり考え過ぎずに新しい環境に飛び込んでしまうことをオススメします。