外資あるあるブログ

GAFAMの外資系IT企業で働く Non Tech マネージャー主水のブログです。

有給休暇が消化できない主水

今のマネージャーはとにかく有給休暇を消化しろと小姑のように良い意味でうるさいです。彼女は勤怠管理にゆるいので、ちょっと土日にでも作業しようものなら「代休取ってね」とメッセージくれるし、ちょっと体調が悪いと言えば「申請しなくていいから午後半休にして」とか、とにかく甘い。異次元の甘さ。また以前にもこちらに書きましたが、そもそも休みが多いんです。

gaishikinmu.hateblo.jp加えて自己啓発デーとかもあるので、当日まで知らずに気がついたら休みだったってのもあるあるです。

有給25日消化がマスト?!

有給は前年からの持ち越し分含め年間45日くらいあります。そして翌年に先送れるのが20日。すると25日消化する必要があります。これまでの会社では持ち越し分を除いた有給休暇を100%消化するなんて考えもしなかったし、そんな社員は誰もいませんでした。そりゃそうですよね。今の会社では前にも書きましたが2、3週間の長期休暇は当たり前。そうか、そうしないと使い切れないからか。とにかく、そうすると5日x5=25日なので、5週間休まないとダメな計算です。かなりキツく嬉しい(?)ノルマといえます。仕方がないのでクリスマスがある12月はほぼ休みにしているんですが、それでもまだ足りないので9月か10月に2週間ほど休むしかない。なんだそりゃ?

有給100%消化が本来当たり前じゃ?権利なんだから?

日本社会は本音と建前だと思うんですが、有給休暇は権利であっていつどのように取得しても構わないはずです。でも実際にはそうは行かないですよね。前の会社に「土日も含めもう2年くらい休んでない」って威張ってる人がいましたが、濃密に2年間も休みなしに仕事してたら死んでるでしょ?つまりこう言う人はダラダラ仕事を長引かせているだけで、仕事とプライベートを分けることができない、分けるつもりがない人。そんな忙しい自慢なんてバカにして、気にせず休めばいいんです。でもこうした人が意外に偉かったり、そう言う働き方が評価されるのが日本社会。これじゃ有給の100%消化なんて夢のまた夢。

男性も育休をほぼ全員取得する会社風土

「来月子どもが生まれるので、少しお休みいただくことになると思います」

「おお!おめでとう!で?育休はいつ取るの?」

「はい、来月2週間ほどいただこうかと」

「え?そんな短くていいの?みんなでサポートするから1ヶ月くらい取りなよ」

がうちでは普通の会話です。

結局優秀な人材は奪い合いです。優秀な人材を失うと、再び同レベルの社員を採用するには、その人の給料の2倍以上のコストがかかると言われています。給料、福利厚生、フレキシブルな働き方、機会平等など社員のリテンションを高めるための重要な要素は色々ありますが、性別に関わらず育休が取りやすいと言うのもその一つ。会社が優秀な人材に辞められないように様々な価値を提供するというのも外資あるあるかなと思います。

偉そうに言ってますが、自分はドメドメ感覚が抜けないので休むのが苦手です。さて、今年はいつどうやって長期休暇を取るかなあと思っていたらもう8月。やっぱり6月が狙い目だな。