外資あるあるブログ

GAFAMの外資系IT企業で働く Non Tech マネージャー主水のブログです。

終わらない会議がない事に驚いたのは主水

「終わらない会議やアイデア出し、あったなあ。。。」と、遠い目をしながら虚空を見つめることが外資に来てたまにあります。平成初期の会議ってまだタバコ吸ってる人もいましたし、激昂した人が灰皿を投げる(アルミ皿だけでなく陶器やガラス製も含む)こともたまにありました。議題が途中で変わる会議、結論のでない会議、誰もメモをとっていない会議、意味のない会議、そして何より終わらない会議がとても多くありました。今思うと「そりゃ生産性上がらないわけだよな」と妙に納得です。

時間通りに始まって時間通りに終わる

当たり前のことのようですが、昔の会社では会議が長引くあまり、次の予定をキャンセルさせられることが頻繁にありました。「会議が盛り上がっているからこの熱を冷ましたくない」などと言う理由で時間を延長する上司もいました。今から思うと謎ロジック。しかも盛り上がってると思っているのは上司だけだったりします。会議は「会して議する」とよく言われますが自分が思うには「時間通りに会して議する」です。最初の数分のアイスブレイクは必要ですが、それ以降は会議に集中しなくてはだめです。会議中別の作業をしていたり、スマホ見てたり、事前に資料を読んでこなかったり、議題と関係ない話をしたり、そう言った無駄を無くせば時間通りに終わるはず。終わらないと思ったら、最初から長く時間を取れば良いんです、

会議に費やした時間に比例して良い結果が出るわけじゃない

うちでは一般的な会議は30分か1時間です。人間が集中できる時間は50分と言われているので、全社ミーティングのように2、3時間かかる場合は必ず途中に休憩を入れます。それ以上長いものは会議じゃなく、トレーニングや研修、オフサイトですね。経験上良いアイデアは正に「ひらめき」であって、作曲家が「メロディが降りて来た」と形容するように前触れなくふと思いつくものです。ブレストを何時間やったって、費やした時間に比例して良いアイデアが出るわけじゃありません。自分の場合、オフィスや仕事中よりも、ベッドでうとうとしている時、お風呂・サウナなどリラックスしている時に素敵なアイデアを思いつくことが多いです。自分にとってオフィスはアイデアを実現する仕事に集中するための場所、作業場です。

会議を開催すると言うことは参加者の時間を頂くこと

時間通りに、と先ほど書きましたが、当たり前のことのようで徹底されていないことに遅刻があります。うちでは会議の主催者が何分か遅刻した場合、キャンセルして良いと言うルールがあります。役職は関係ありません。考えてみれば当然で、会議を招集すると言うことは他人の時間を頂くこと、つまりはお金をもらっているのと同じです。自分が好きな二千年前の古代ローマの哲学者、セネカが「人は他人に財産を差し出すことは滅多にないのに、なぜか時間は気前よく分け与える」のような事を言ってますけど、本当にその通りだと思います。さすがネロの先生。

会議主催者は「時間をいただいている」感覚を持っているので、例えば会議が10分早く終わった場合「では皆様に10分お返ししますね」などと言うことが多いです。これには最初カルチャーショックを受けました。

以上は何も外資特有のあるあるではないかもしれませんが、自分のキャリアの中では初めて触れるカルチャーだったのでご紹介しました。会議は効率的に行いたいものですね。